今回はファイターズの優勝で幕を閉じたパリーグクライマックスシリーズに触れますが、その前にこれまでのパリーグ・プレーオフの歴史をテレビ中継とあわせて振り返って見ます。
2004年:第1ステージ・ライオンズ-ファイターズ(ライオンズがホークスへの挑戦権獲得!)
すべてテレビ朝日が放送権を取る。
第1戦は地上波全国ネット+BS朝日(当初BSのみの予定だったが、やはりテレ朝が放送権を持っていたスワローズ-ジャイアンツの結果でドラゴンズの優勝が決まるため、急遽地上波でも二元中継で対応。)
第2戦・第3戦はテレ朝・北海道テレビ・九州朝日放送の3局ネット。(BSは放送なし。)
第2ステージ・ホークス-ライオンズ(ライオンズが逆転優勝!)
第1戦:地上波はRKBテレビ(TBS系)が福岡ローカル、BSはNHK-BS1(福岡放送局製作)が中継。
第2戦:RKB、NHK-BS1に加えテレ玉が中継。(スポーツアイESPN(当時、現在はJSPORTS-ESPN)から映像提供を受け、解説・実況を差し替え。なお、三重テレビ・テレビ和歌山にもネットされた。)
第3戦・第4戦:テレビ朝日系全国ネット(九州朝日放送製作協力。第3戦は最大延長21:24まで、第4戦は試合終了まで中継。なお、第4戦の実況は九州朝日放送のアナウンサーが担当した。通常、テレ朝で地方のゲームが放送される場合でもテレ朝のアナウンサーが実況を担当する。)BSは引き続きNHK-BS1が担当。
第5戦:テレビ東京系全国ネット(TVQ九州放送製作協力。系列局のほか岐阜放送・びわ湖放送・奈良テレビ・テレビ和歌山にもネット。なお、放送を見れなかった地域の視聴者から苦情が殺到した模様。)BSは引き続きNHK-BS1が担当。
2005年:第1ステージ・マリーンズ-ライオンズ(ライオンズが惨敗)
第1戦:関東地方ではテレビ中継なし。(ただし、スカパーやCATVが見れれば、JSPORTS3にて中継を見れた。通常の中継(千葉マリンスタジアムビジョン製作の公式映像を使用。解説・実況のみJSPORTSで後付け。)と異なりJSPORTS独自製作。)なお、福岡ではRKBがJSPORTSからの映像提供で中継した。
第2戦:テレビ朝日にて録画中継。(九州朝日放送にもネット。また、BS朝日では生中継されたのでBSがあれば見れた。)
第3戦(実際にはライオンズが2連敗したため行われず)
テレビ東京系全国ネット(岐阜放送・奈良テレビにもネット)・BSジャパンにて放送予定だった。
第2ステージ・ホークス-マリーンズ(ホークスが惨敗)
第1戦:地上波はRKBテレビが福岡ローカル、BSは同じTBS系のBS-iが中継。(BS-iは完全中継。)
第2戦:地上波はテレビ西日本(フジテレビ系)が福岡ローカル、BSは同じフジ系列のBSフジが中継。(BSフジもテレビ西日本とサイマル放送。ハイビジョン放送ではない。延長なし。)
第3戦:地上波は九州朝日放送が福岡ローカル、BSはBS朝日が中継。(BS朝日は完全中継。)
なお、第3戦まで地上波の放送が福岡ローカルとなったため、これら各局(東京キー局・福岡局とも)とNHK(東京放送センター・福岡放送局とも)・チバテレビには苦情が殺到したという。
第4戦・第5戦:テレビ東京系全国ネット(TVQ九州放送製作協力。系列局のほか岐阜放送・びわ湖放送・奈良テレビ・テレビ和歌山にもネット。関東地方の視聴者からは第3戦までとは逆に、中継へのお礼の電話・メールが届いた。)BSはBSジャパンが担当。
2006年:第1ステージ・ライオンズ-ホークス(ライオンズがまたもまさかの惨敗)
第1戦:地上波はTBSとRKB(解説・実況は自社のものに差し替え)、BSはNHK-BS1が中継。
第2戦・第3戦:地上波はテレビ朝日、九州朝日放送(解説・実況は自社のものに差し替え)、BSはBS朝日で中継。
なお、第3戦はBS朝日では途中からの開始となった。また、地上波ではほかに山口朝日放送・長崎文化放送・熊本朝日放送・鹿児島放送の4局でもテレ朝からのネットで中継された。
第2ステージ・ファイターズ-ホークス(ファイターズが2連勝でアドバンテージの1勝と合わせて優勝決定)
第1戦:地上波はフジテレビ系の北海道文化放送・テレビ西日本(解説・実況は自社のものに差し替え)が、BSはNHK-BS1(札幌放送局製作)が中継。
第2戦:テレビ東京系全国ネット(テレビ北海道製作協力。系列局のほか岐阜放送・びわ湖放送・奈良テレビ・テレビ和歌山にもネット。なお、放送を見れなかった地域の視聴者(特にテレビ北海道の電波が届かない釧路・帯広・根室・北見・網走・稚内などやTVQの電波が届かない福岡県の町・村)から苦情が殺到した模様。ただし、)BSは引き続きNHK-BS1が担当。
第3戦・第4戦(実際にはファイターズの優勝決定のため行われず):テレビ朝日系全国ネット(九州朝日放送製作協力。)BSはBS朝日がトップ&リレーと録画ダイジェストで担当。
さて、なぜ冒頭からこのような話題を扱ったのかというと、今回のクライマックスシリーズ。関東地方では場所によって地上波でも全試合見る事ができたからなのです。続きはこのあとすぐ。



